オエノテラ・マクロカルパ(2011.6)

  

学名;オエノテラ・マクロカルパ(Oenotera macrocarpa)です。
アカバナ科のオエノテラ属に分類されるようです。
よくご存じの“待宵草:マツヨイグサ”もアカバナ科の仲間です。
草丈は20cm未満で、匍匐性。マツヨイグサの花の径を2.5cm位とすると、
こちらは、約10cmとかなり大きく、爽やかなレモン色は、大変良く目立ちます。

園芸コーナーで、袋になって販売されていた“黄花ミックス”の種を蒔いたところ
人目を集める程の花が咲きましたが、名前も分からず…
葉や茎の様子は違うけれど、花の形は待宵草にそっくりなので、
長いこと“大待宵草”と勝手に決め付けていたのです。
最近、正確な情報が得られましたので、改めて掲載いたします。
アメリカ中南部原産の宿根草です。
種子は、待宵草とは全く異なり、とても興味深い形をしています。

一見、スターフルーツを思わせますが、味わう所は殆どありません。
このまま、薄茶色に成熟し、茎にごそごそと付いています。
この種が、風に飛ばされ新たな株を増やします。
そう言えば、
マツヨイグサを“宵待ち草”とも、“月見草”とも言ってしまいますが、、、
“宵待ち草”は、
♪待てど暮らせど来ぬ人を、宵待ち草のやるせなさ〜♪でご存知のように、
竹久夢二が作った有名な詩歌のタイトルです。
つい、混同してしまいますが、植物学的には、マツヨイグサだそうです。
それから、月見草とは若干異なり、白色の花だそうです。
こちらをご参考に 月見草

残念なことに、花の香が殆ど有りません。もし、放ってくれるなら、どのような香りが似あうのでしょうか。
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